八日目の蝉:角田光代

著:角田光代

【あらすじ】
1985年2月、愛人であった秋山丈博の家に侵入した野々宮希和子は、眠っていた赤ちゃん恵理菜を見て衝動的に誘拐する。希和子は赤ちゃんを薫と名づけ、親友の家や立ち退きを迫られている女の家へと逃亡。しかしやがて、警察が追いかけていることを知ると、謎の団体・エンジェルホームに身を隠すことを決意。所持金をすべて手放し入所する。

希和子が逮捕されて17年後の2005年。秋山恵理菜は大学生になり、過去の出来事を忘れようとしていた。彼女がアルバイトをしているところに、かつてエンジェルホームにいた千草と名乗る女が現れる。入所していた人間を取材していた彼女は恵理菜からも事件のことを聞き出そうとする。一方、恵理菜は妻子持ちの岸田と付き合う中で希和子と同じ道をたどろうとしていることに恐怖を覚える。そして、恵理菜にある異変が起きる。

【感想】
教団や逃亡劇は、オウム事件や福田和子事件を思わせる背景ですね。最後のフェリーのシーンはちょっと切なくなりました。映画では永作博美の名演技に涙しました。

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